ゴルフでプレーが遅いと言われたら?スロープレーになる原因と対策

「ゴルフ仲間や同伴者に、プレーが遅いと言われてしまった」

自分では迷惑をかけないようプレーしていたつもりでも、こんな風に言われたら落ち込んでしまいますよね。

スロープレーになる人の多くが、自分が遅いという自覚がありません。

周りに嫌な思いをさせてしまわないよう、プレー進行スピードに気をつけましょう。

今回は、ゴルフでスロープレーになる原因と対策法について解説します。

ゴルフ初心者の方や、いつもプレーが遅くなってしまう方はぜひ参考にしてください。

スロープレーになってしまう原因

プレーが遅くなってしまうのは、プレー中の行動に問題があることがほとんどです。

ここでは、スロープレーになりやすい原因を紹介していきます。

初心者だけでなく、中級者や上級者でもプレーが遅い人はいますので、普段のプレーと照らし合わせてみてください。

ボールが前に進まない

初心者の方に多いのが、打っても打っても前にボールが飛ばないこと。

ダフったり、チョロしたりばかりだと、なかなか前に進めないですよね。

1回のショットで進む距離が短く、打つ回数も増えるので、プレーが遅れがちになってしまいます。

初対面の人とのプレー時は、特に注意しましょう。

ショットに時間がかかる

距離に合うクラブを選び、狙う方向を後ろから見て、失敗しないよう何度も素振り。

いざ打とうとしたけど、やっぱりクラブを変えてもう一度素振り。

こんなことを毎回やっていたら、時間がいくらあっても足りません。

ミスしたくない気持ちは分かりますが、自分を待っている人がいることも忘れないようにしましょう。

1回のショットにかける時間は、40秒以内が推奨されています。

これより時間がかかっていたら要注意です。

打ったボールが見つからない

深いラフや林の中に飛んだボールが、なかなか見つからないこともありますよね。

ボールを探すのに時間がかかれば、それだけプレーも遅くなります。

予想外の場所へ飛んでしまうことは仕方ないですが、ある程度探して見つからなければ、潔く諦めることも肝心です。

ボール探しは3分までとされていますので、それ以上時間をかけないようにしましょう。

カートへ戻る回数が多い

構えてみてからクラブを変えたり、ボールがOBになって予備を持っていなかったりすると、カートへ戻ることになります。

キャディ付きならある程度カバーできますが、セルフの場合は往復するのに時間がかかってしまいます。

ライン読みに時間がかかる

グリーンでカップまでのラインを読むのに、時間がかかりすぎているかもしれません。

中には、試合中のプロ並に時間をかけている人もいますが、これはあまりにも迷惑なので注意しましょう。

全体的に動作が遅い

カートへの乗り降りや、ショット地点までの移動など、全体的に動きがスローになっている場合があります。

ひとつの動作なら問題なくても、積み重なればプレーの遅延に繋がってしまいます。

プレー後半の疲れてくる時間帯には、特に注意しましょう。

スロープレーにならないための対策

初心者でもできる「スロープレーにならないためのコツ」を紹介します。

ここで紹介する対策ができれば、必ずプレーが早くなるはずです。

最低限気をつけるべき対策を紹介していきます。

素振りは多くても2回まで

打つ前の素振りは1回が基本、多くても2回までにしましょう。

1回の素振りに10秒かかる場合、毎回の素振りを1回減らせば、1ラウンドを100打で回る人は約16分も短縮できます。

素振りを減らすことで、スイングに迷いがなくなり、結果的に良いショットが生まれることも多いです。

素振りの回数ルールを決めることは、スコアアップのためにもおすすめです。

打ったらとにかく走る

ミスショットが多く、なかなか前にボールが飛ばないなら、打ったら次の場所まで走ることを心がけましょう。

特に初心者の方に有効な手段です。

他の人よりも打つ回数が多くなるので、時間がかかるのは当然。時間を短縮するには、移動時間を早くするほかありません。

ショットを焦るとミスに繋がりますので、早くするのは移動にかける時間です。

これを徹底すれば、たとえ150打で回ってもスロープレーにはならないですよ!

次に使いそうなクラブを持っていく

移動時間を短縮しても、適切なクラブを持っていなければ、またカートへ戻るハメになります。

ミスした場合や、次のショットで使いそうなクラブを想定して、常に2,3本のクラブを持っておきましょう。

ボールが林の中やバンカーに入っているかもしれませんので、残り距離だけでなく、トラブルに対応できるクラブも準備しておくと安心です。

ボールの予備をポケットに入れておく

次に使うクラブの準備と同様に、ボールの予備も常に持っておきましょう。

グリーンまであと少しの距離でも、左右がOBになっていることも多いです。

カートへの往復移動を避けるために、最低1個はボールを用意しておくと安心です。

自分の番が来るまでにラインを読んでおく

グリーン上では、自分の打順が来るまでにラインを読んでおきましょう。

ただ、前の人が打つ際は動かないなど、ショットの邪魔にならない配慮は必要です。

また、自分と同じようなラインで打つ人がいるなら、打ったボールの軌道をよく見ておきましょう。

どんな転がり方をするのか確認できれば、必要以上にライン読みに時間をかけずに済みますよ。

次のショットに備えればプレーは早くなる

ゴルフでは、スロープレーは重大なマナー違反となってしまいます。

自覚がない分、知らないうちに周りのプレーヤーに嫌な思いをさせているかもしれません。

でも、プレー中の行動に少し気をつけるだけで、スロープレーは改善できます。

次の行動を予想して準備しておけば、素早くプレーを進められますよ!

まずは、今のスタイルで、プレーにどれだけ時間がかかっているのか確認してみましょう。

もし、ハーフで2時間30分以上かかっているなら、今回紹介したコツを実践してみてください。