ゴルフ場のコース種類にある「丘陵」「山岳」「林間」って何?特徴と違いを解説
ゴルフ場のコース種類に「丘陵」「山岳」「林間」などと書いてあるのを見かけることありませんか?
これは地形や環境によって、そのコースがどんな造りになっているのかを種別に分けたものなんです。
日本のゴルフ場は、主に以下の6種類のコースに区分されています。
- 丘陵コース
- 山岳コース
- 林間コース
- 高原コース
- シーサイドコース
- 河川敷コース
地形やコース環境の違いは、プレーに大きく影響します。
「練習場ではうまく打てるのにコースでは全然ダメ」という方は、プレーするコースの地形を意識して練習してみると良いかもしれません。
今回は、それぞれのコース種類の特徴や違いについて紹介したいと思います。
丘陵コース
まずは国内のゴルフ場でもっとも多いタイプの丘陵コースについて。
山地に造られたコースで適度なアップダウンがあるのが特徴です。日本のゴルフ場はこの丘陵コースが約7割を占めています。
山の地形を活かしたコースのため、構えた時につま先下がりになったり、左足下がりになったりすることも多いです。フラットな場所で打てるのはティーショットの時だけというコースもあります。
コースデビューでいきなり丘陵コースは難しく感じるかもしれませんが、でこぼこした場所から打つ練習としては最適なコースです。
初心者から上級者まで楽しめるコースになっていますよ。
山岳コース
こちらも山地に造られるコースですが、丘陵コースに比べて高所な場所が多く、アップダウンもキツめなので上級者向けのコースと言えるでしょう。
どこを狙えばいいのか分からないほどの高さから打ち下ろすホールもあり、山岳コースならではのスリリングなショットを味わえます。
また、コース幅が狭いため、ショット時にプレッシャーがかかるのも特徴です。
左右が急斜面になっていることも多く、ボールが下まで落下してOBなんてこともあります。
打球を少し曲げてしまうだけでスコアに響くので注意が必要ですね。
平坦なコースにマンネリになってしまった方は、ぜひ挑戦してみてください。
林間コース
林間コースは、その名の通り林の中を開拓して造られたコースです。
丘陵・山岳コースに比べるとアップダウンは少ないですが、高い木々に囲まれているので林に打ち込んでしまうとロストする可能性が高くなります。
木が多い分、運が良ければボールが跳ね返って戻ってくることもありますが、そのままOB区域へ飛んでいってしまうこともあるので注意しましょう。
また、林間コースは比較的プレー料金が高く、高級感があるのも特徴です。
コースメンテナンスや接客に力を入れているコースが多いので、接待ゴルフにおすすめと言えますね。
高原コース
山地に造られるコースですが、丘陵・山岳コースに比べてアップダウンが少なく、開放感があるのが高原コースの特徴です。
コースが比較的広いので景観は抜群!見晴らしが良く気持ちのいいゴルフを満喫できるはずです。
しかし、風の影響を受けやすいのも特徴ですので、風速や風向きを考慮したショットが求められます。
リゾート地の場合、ホテルが併設されていることもあるので、ゴルフ旅行をする際にはピッタリのコースではないでしょうか。
シーサイドコース
こちらもその名の通り、海沿いに造られたコースです。
高い木々は少なく、海を横目にゴルフを楽しめるのが特徴。有名な静岡県の「川奈ホテルゴルフコース 富士コース」がまさにシーサイドコースです。
シーサイドコースは海が近いことから、強烈な海風の影響を受けることも特徴です。
ショットしたボールは高確率で風に流されてしまうので、風向きを読むか、低い弾道のショットを打つなどの対策が必要となるでしょう。
また、ホール間の壁となる木が少ないので、隣のホールへの打ち込みにも注意が必要ですね。
ただ、シーサイドコースは他のコースにはない魅力があるのも事実です。
見晴らしの良い景観やヤシの木の並ぶコースは、まるで海外のコースでプレーしているかのよう。
山のゴルフに飽きてしまった方はぜひプレーしてみてください。
河川敷コース
河川敷コースは、川沿いの平坦な土地を利用して造られたコースです。
フラットなコースと比較的プレー料金が安いことが特徴なので、ゴルフ初心者の方がはじめてプレーするコースとしておすすめできます。バンカーや池などのハザードも少なめですよ!
川沿いの土地を活用しているので、市街地に多いコースです。遠方のコースまで行くコストを削減できるのも魅力のひとつと言えるでしょう。
ただ、河川敷コースは敷地が狭いことに注意が必要です。
隣接ホールは目と鼻の先ですので、ショットを曲げると危険球になる確率が高いので注意してくださいね。
コスパが良く、サクッと回れるコースも多いので、近隣に住んでいる方や初心者の方におすすめのコースです。
プレーするコースの特徴を意識して練習してみよう
ゴルフコースにはそれぞれ特徴があります。
うまく攻略するには、アップダウンや風の影響を考慮したショットが必要です。
「練習ではうまく打てるのに、コースへ出ると全然当たらない」という方は、コースの特徴をつかめていないのかもしれません。
コースの特徴を意識しながら練習することが攻略につながるはずですよ。