パターが入らない人にありがちな4つの原因と解決法

「ショットは良くなってきたのに、パターが全然入らない!」

パターショットに苦手意識を持つ人は多いと思います。

でも、あと少しでスコア100切れそう!という人は、パターショットを改善できれば意外とすんなり90台を出せてしまうかもしれません。

ミドルホールでせっかく2オンしたのに、パターで3打も4打も打ってしまう。どれだけドライバーで飛ばしても、グリーン上で行ったり来たりしていてはスコアはまとまらないんです。

この記事では、ショットは安定してきたけどパターが入らないという人にありがちな4つの原因と解決法をご紹介します。

1.アドレスの時点で向いてる方向が違う

そもそもアドレスの時点で、目標方向(カップ方向)を向けていない場合があります。

私の場合、真っ直ぐ向いているつもりでも目標に対してたいてい右を向いていました。

同伴したシングルプレーヤーの人に「もっと左向かないと絶対入らないよ」と言われるまで、自分が右を向いているなんて思いもしませんでした。

「いつも真っ直ぐ打てないんだよな」と心当たりのある人は、1度確認してみてください。

目標に対して真っ直ぐ向けているか分からないという人は、グリーンにボールを置く際に、ボールのロゴや線など目印になるものを目標方向に向けて置くクセをつけてみてください。

その目印に合わせてアドレスすれば目標に対して真っ直ぐ構えられます。

アドレス時の方向感覚に慣れるまではこの方法がおすすめです。

※クラブなどを目標方向に向けて置き、目印にすることはルール違反です。競技ではペナルティを受けることになりますので注意しましょう。

2.手首を使って打っている

パターショットの際に手首を使いすぎていませんか?

繊細なタッチを意識するあまり、手首を使ってショットの微調整をしようとする人も多いです。

なんとなく力の加減をしやすい感じがするので気持ちは分かりますが、これはショットが安定しない原因になります。アドレス時とボールを打つ時でフェースの向きが変わってしまう場合が多いのです。

練習方法として、手首を固定し肩を回して打つ感覚でショットしてみてください。

そして、ショットの強さは力ではなくテークバックの大きさ(振り幅)で調整するのがおすすめです。

最初はとても打ちづらいと思いますが、慣れてくると手首を使うより安定したショットが打てるようになりますよ。

3.ショットが弱い

パターが入らず、グリーン上を何度も行ったり来たり、場合によってはせっかく乗せたグリーンからこぼれ落ちてしまうなんてこともありますよね。

これが続くと怖くて強いショットが打てなくなってしまうことも。

ですが、カップまで届かないショットは永遠に入らないんです。

この状態を打破するためには、「正確にラインを読むスキルを身につける」ことです。

ラインがきちんと読めて、狙ったライン通りに打てていれば多少強めでもカップに入ります。

「カップを外してオーバーするのが怖い」というのは、ラインを読めていない・自信がないということを表しているんです。その結果、「外すかもしれない」という思いから弱いショットになってしまいます。

これに関しては実際のグリーンで何度もパット練習をするしかありません。

打ちっぱなしと違って、実際のグリーンでのパター練習の機会はあまりないと思いますので、コースでプレーする回数を増やしたり、練習グリーンのある施設で積極的に練習をしてみましょう。

どんな形状で、どのくらいの強さで打ったら、どんなラインで転がるのか。

回数を重ねてラインを正確に読める練習をしてみてください。

4. グリーンの速さを考慮していない

グリーンの速さを考えずに打つのは、パターの成功率をグンと下げてしまいます。

遅いグリーンと速いグリーンでは狙い目や力加減がまるで異なるからです。

グリーンには速さを表す「◯◯フィート」という言葉があります。

スティンプメーターという器具を使ってグリーン速度を計測するのですが、ゴルフ場のマスター室付近にその日のグリーンの速さが掲示されているコースが多いです。

知らなかったという人はぜひスタート前に見るようにしてみてください。

一般的な感覚として「7.5フィート以下のグリーンは遅い」「8〜9フィートが標準」「9.5フィート以上は速い」というイメージです。

プロの試合では、11フィートや12フィートという非常に速いグリーンに調整されることも多いですが、我々アマチュアがプレーするコースでは速くてもせいぜい10フィートくらいまでのはずです。

グリーンの速さ対策には実際に打って感覚を掴むことが大事です。

その上でどのくらいの強さで打てば良いのかを判断します。

ゴルフ場にはスタート前に打てる練習用のグリーンが設置されているはずです。

その日によってグリーンの速さは異なりますので、スタート前には必ず試し打ちしてスピード感覚を養っておきましょう。

まとめ

パターショットは通常のショットに比べて練習機会が少なくなりがちです。

ですが、スコア上達の鍵はパターショットにかかっていると言っても過言ではありません。

特にスコア100前後でなかなか90台を出せないと悩んでいる人は、パター上達が1番の近道かもしれませんよ。

グリーンで練習する機会があれば、積極的に活用してパター上手を目指してください。