「ゴルフで打ったボールの行方が見えない」ボールを見失う原因と効果的な対策

ゴルフのプレー中にボールを見失ってしまうこと、よくありますよね。

「フィニッシュまでボールを見ているからどこに飛んだか分からない」

「最初は見えるんだけど、途中で見失って結局ロストしてしまう」

このように毎回ボールをなくしてしまうと、スコアに影響するだけでなく常にたくさんのボールを持ち歩かなければならなくなってしまいます。

そこで、今回はボールを見失う原因とロストを防ぐ対策をご紹介します。

筆者の妻は現役のキャディ。ボールを見ることが仕事なので、普段から気をつけていることや、効果的なロストボール対策をご紹介したいと思います。

コースでプレーするといつもボールをなくしてしまうという方は、自分がなくしやすい原因に当てはまっていないかチェックしてみてください。

原因①視力の低下

ボールを見失ってしまう原因で1番多いのが、視力低下によりボールが見えないことです。

ゴルフボールはとても小さい上に、遠くへ飛ばせば米粒よりも小さくなります。視力が低下していると大きく飛んだボールは見えなくなってしまうでしょう。

対策:メガネやコンタクトレンズで視力矯正する

視力低下を改善するには、メガネやコンタクトレンズなどで視力矯正するのが手っ取り早いです。

通常生活では困らないほどの視力でも、小さなゴルフボールは見えないことが多いです。普段は裸眼で過ごしているキャディさんも、キャディ業務の時だけはボールを見失わないためにメガネやコンタクトをする人も多いです。

レーシック手術で根本的に視力矯正する方法もありますが、高額な手術費用が必要になりますので、まずはメガネやコンタクトで様子をみるのがおすすめです。

原因②打球の飛び出し方向にバラつきがある

ショットした打球の飛び出し方向にバラつきがあると、どこへ飛んだのか予想できずボールを見失ってしまうこともあるでしょう。

スイング練習する際に、「フィニッシュまで顔を上げるな」という指導を受けた方も多いと思います。ボールの飛び出し方向を見ていないので、飛んだ方角が分からずボールを目で追えないことが原因です。

対策:体の向きに対して真っ直ぐ打つ練習をする

体の向きに対して常に真っ直ぐ打てるように練習すると、ボールの飛び出し方向を見ていなくてもボールを見つけやすくなります。

狙った方向へきちんと打てればボールは正面に飛んでいきますので、見失うことは少なくなるでしょう。

また、アドレス時の体の向きにも注意。特に初心者の方は、真っ直ぐ構えているつもりでもやや右を向いてしまっていることが多いです。

せっかく真っ直ぐ打てても、体が右を向いていればボールも右に飛んでしまいます。

ショットする前に一歩下がって確認してみたり、同伴者に後ろから向きをチェックしてもらうと良いです。

原因③太陽の日差しが眩しくてボールが見えない

天気の良い日は太陽の日差しでボールが見えにくくなります。

特に眩しく感じるのが西日。ボールを目で追っていてもあまりの眩しさに見失ってしまうことも多いでしょう。

「途中までは見えていたから大丈夫だろう」と思って、いざ落下地点まで行ってみたらボールが見つからないことも多いです。

対策:サングラスをかける・ボールの落下地点を予測する

日差しが強い時はゴルフ用サングラスを使うのがおすすめです。

ボールを追いやすくなるだけでなく、太陽の強い日差しから目を保護してくれる効果もあります。

サングラスには光をどれくらい通すのかを表した「可視光線透過率」というものがあり、数値が高くなるほど光を通しやすくなります。

太陽の眩しさを軽減するには透過率10〜20%程度のものがおすすめです。

ゴルフ用のものならフィッティングも良いので、フルスイングしてもズレにくくなっています。

また、打球を途中で見失ってロストしてしまうのを防ぐには、ボールの飛んだ方向から落下地点を予測し、木や鉄塔などの目印をつけておくことがコツ。

打った地点から目印に向かって真っ直ぐ歩いて行けば、落ちたボールを見つけやすくなります。

原因④見えにくい色のボールを使っている

ボールの色によっては空や背景の色と同化して見えにくくなる場合があります。

もしかしたら、いつも使っている色がボールを見失う原因になっているかもしれません。

近年はさまざまな色のカラーボールが販売されていますので、自分にとってどの色が見やすいのかを知っておくことが大切です。

対策:基本は白か黄色のボールが見やすい

見やすいボールの色は個人差があるかと思いますが、筆者が多くのキャディさんから聞いた中で最も見やすい色は「白」でした。一般的に普及している白いボールはどんなシーンでも1番見やすいという意見が多かったです。

次いで「黄色」が見やすいという意見でした。

白も黄色も目で追いやすく、芝に落ちている時も見つけやすいカラーとのこと。

反対に、見えにくい・見つけづらいという色は「オレンジ・ピンク・赤」です。

一見派手なカラーなので見つけやすい印象でしたが、意外と見えにくいという意見が非常に多かったです。

ただ、人によってはオレンジやピンクが見やすいという場合もあるので、いろいろなカラーを試して自分の見やすい色を探すのがおすすめです。

まとめ

ゴルフボールを見失う原因と対策をご紹介しました。

ゴルフは広いコースで小さなボールを打つスポーツですから、ボールをなくしてしまうことも多いです。

ただ、ロストボールになればスコアに影響がありますし、何よりボールをいくつも用意することになってしまいます。なるべく紛失したくはないですよね。

いつもボールをなくして困っているという方は、今回の対策を参考にしてみてください。