ゴルフのスライスが治らない人向け!スライス矯正に役立つ練習器具5選
ゴルファーの7割以上が悩んでいると言われるスライス。
ゴルフ雑誌やレッスン動画で勉強しても、スライスが治らずに落ち込んでいる方も多いと思います。
スライスが出てしまう人の多くは、なぜスライスが出てしまい、どうすれば改善できるのかが分からないのではないでしょうか。
逆を言えば、スライスの根本的な原因が分かれば、修正しなければならない部分も明確になります。
そこで、本記事では、スライスを根本的に治すための練習器具を紹介します。
小手先のテクニックではなく、スライスしないスイング作りを身につけてしまいましょう。
スライスの原因は「フェースが開いている」か「アウトサイドイン軌道」
そもそも、スライスしてしまう原因は、主に以下の2つです。
- インパクト時に、クラブフェースが開いた状態でボールに当たっている
- スイングの軌道がアウトサイドインになっている
フェースが目標よりも右を向くことを「開いている」といいますが、クラブがこの状態でボールに当たると、右回転のスピンがかかりスライスします。
また、ダウンスイングで、クラブが外側から内側を通る軌道の「アウトサイドイン」になっていると、ボールに右回転をかけるような「こすり打ち」になり、スライスが起こるのです。
こういった現象が起こる要因は、人によってさまざまなので、どこをどう治せば良いのか分からなくなる方も多いでしょう。
しかし、これらに共通して言えることは、「まっすぐ打つための、正しいスイングができていない」ということ。
インパクトの瞬間に、正しい軌道でフェースをスクエアに捉えることができれば、スライスはしないはずです。
つまり、体の回転に合わせてクラブが一緒についてくる「一体型のスイング」をすれば良いということが言えます。
正しいスイングが身につき、スライスを矯正できる練習器具があるので見ていきましょう。
ゴルフスイング平面矯正器
インパクトでフェースが開いてしまう人におすすめの器具です。
フェースの向きに合わせてクラブに取り付けると、スイング中のフェースの向きを確認できます。
大きな平面になっているので、フェースが開いていれば気がつきやすいです。
さらに、インパクト時だけでなく、トップやダウンスイングの時に、フェースがどこを向いているのかを確認するのにも役立ちます。
スイング中はフェースの向きを目で追うことが難しいので、フェース管理をしたい方は試してみてください。
スイング矯正ベルト
肩と腕で作られる三角形をキープするには、矯正ベルトがおすすめ。
両腕が固定されるため、体と一体になってクラブを振る感覚が身につきます。
手や腕だけでクラブを振ることは、スライスの原因にもなるので、体の回転を使ったスイングの習得に役立つはずです。
また、スイング中に両脇が開いてしまう人にも効果的。
よく両脇にタオルやヘッドカバーを挟んで、落とさないようにスイング練習をする方法がありますが、それと同じ効果を簡単におこなえます。
強制的に脇を開けなくなることで、スイングはコンパクトになりますが、基礎を身につけるにはベストなアイテムです。
タオルやヘッドカバーでも代用できますが、「練習中の周りの目がちょっと恥ずかしい」という方はチェックしてみてください。
スイングトレーナー
スイング中に姿勢が崩れてしまう人や、手打ちになってしまう人におすすめの素振り器具です。
グリップと左脇の距離を保てるので、アドレスで作った姿勢を崩すことなくスイングできるようになります。
手や腕で振ろうとすると、左脇のストッパーが外れてしまうため、自然と体の回転を使ったスイングが身につくでしょう。
腕の長さや手の位置の角度を調節できるので、自分の体型に合わせて使えるのも便利です。
素振り器具のため、ボールを打つ練習はできませんが、スイングの確認には最適。
自宅の室内でも使えるので、練習場へ行けない時にも活躍してくれますよ。
どんなスポーツでも素振りは重要!スイングの基礎を固めるのに役立つはずです。
アライメント&スイングプレーン
スイング軌道を正しく矯正したい方におすすめ。
ボールの周りに4本のバーを設置し、その間を通るようにスイングすることで、アウトサイドからクラブが下りないように矯正できます。
スライスが出る軌道は、クラブが外(アウト)から入ってきて、体の左方向へ向けていく「アウトサイドイン」のパターン。
これを体の内側(イン)からクラブを下ろす軌道が理想ですが、この動きがスライサーには難しく、理解していてもなかなかできないのです。
この器具は、4本のバーがクラブ軌道の目印になるので、正しいスイング軌道が身につきます。
スイング軌道は自分では確認しにくいので、どんな軌道でスイングしているかをチェックしたい方にもおすすめです。
I.PLANE PRO
こちらもスイング軌道の目印となる練習器具です。
足元にセットし、アイプレーンプロの円に沿ってスイングすれば、理想的なクラブヘッドの軌道になります。
目印通りにスイングすれば、インサイドインの軌道になり、ストレートボールを打ちやすくなります。
また、フェードボールの練習をしたい場合は、アイプレーンプロをやや左向きにセットし、ドローボールを打ちたい場合は、やや右向きにセットするなど、複数のショット練習も可能です。
少し価格が高いですが、プロも使う人が多いので、効果は期待できそうです。
スライスは正しいスイングの習得で治る
スライスの原因は数多いため、何が問題なのかを理解するのは難しいもの。
いろいろ試してみるのも良いですが、根本的に解決したいなら、スライスしない正しいスイングを身につけることがおすすめです。
今ではプロのレッスンを無料で学べる環境が整っているので、動画や本で勉強しつつ、今回紹介した練習器具も試してみてください。
正しいスイング作りは、スライス以外の課題を改善するのにも役立つはずです。