【ゴルファー必見】これってマナー違反?ゴルフ場で知らずにやっている迷惑行為

ゴルフは「紳士・淑女のスポーツ」と言われ、マナーやエチケットが重要視されることが多いです。

皆さんもゴルファーとして、普段からマナーに気をつけながらプレーしていることと思います。

しかし、知らずにマナー違反を犯してしまっているケースも実は多いんです。

中には親切心でやっていたことが、かえって迷惑になってしまうパターンも。

今回は「ゴルファーが知らずにやってしまっている迷惑な行為」について解説したいと思います。

コースによって許容される範囲は異なりますが、一ゴルフ場スタッフとしての見解をお伝えしていきます。

スタート時間ギリギリの到着

「寝坊してしまった」「道路が渋滞していて時間がギリギリ」

このような状況になってしまうこともありますよね。

しかし、どんな理由があったとしても、予約したスタート時間ギリギリに到着することは、ゴルフ場にとってとても迷惑な行為となってしまいます。

多くのコースではスタートの30分前にはカートを用意し、キャディバッグをカートに積み込む作業をおこないます。

この時に到着していないプレーヤーがいた場合、そのままの時間でスタートできるのか時間を遅らせるかの判断が非常に難しいのです。

予約は後ろにも入っているので、もし間に合わなかった場合、後続のプレーヤー全員のスタートが遅れる大惨事となってしまいます。

ゴルフ場へは1時間前までの到着を目指し、万が一スタート時間に遅れそうな場合やギリギリの到着になりそうな時は、まずはコースに連絡を入れるようにしましょう。

焦る気持ちは分かりますが、早めに一報を入れておけばコースで2,3組分のスタート時間調整などの対処ができますので、冷静な判断ができるようにしておきましょう。

落とし物を拾ったままラウンドプレー

ラウンド中、コース内でクラブやヘッドカバーなどの落とし物を見かけることがありますよね。

「誰かが落としたんだろう。拾って後でコースに届けておこう」と、親切で紳士的な方がとても多いです。

しかし、拾ったまま連絡を入れずにプレーしているのは、かえって迷惑となってしまう場合があります。

落としたことに気づいた人が自分で探しにいったり、連絡を受けたコーススタッフが探しにくることが多いので、持ったままプレーしているといつまで経っても見つけられないのです。

もちろん、落とし物を拾うことはとてもありがたいことです。

ですが、探しにくる可能性が高いので、プレー中に持ち歩く場合はカートに付随している無線機などで連絡を入れるようにしましょう。

コース内で前後の組のメンバーを勝手に入れ替え

コンペや2組以上の仲間内でのプレーの場合、プレー中に組み合わせを入れ替えて勝手に変更することも迷惑行為となります。

いろんな人と一緒に回りたいという気持ちがあるかもしれませんが、ゴルフ場ではスタート時に登録された組み合わせで管理しています。

申告せずに入れ替えをおこなうと、どの組で誰がプレーしているのかが分からなくなってしまいます。

また、スコア集計のため、カート内のナビに入力することも多いですよね?

カートナビにはあらかじめ組み合わせを登録していますので、メンバーを入れ替えてしまうと上手く集計できなくなる可能性がありますので注意してください。

組み合わせを変更したい場合は、コースに申し出れば対応してもらえることもありますが、あまり歓迎されることではありませんので、極力変更しないことをおすすめします。

ロストボールを大量に持ち帰る

コースの至るところでロストボール(紛失球)を見かけると思います。

このロストボールは果たして勝手に持ち帰ってもいいのでしょうか?

基本的に、所有権を失くしたロストボールはコースの所有物になりますので、勝手に持ち帰ってしまうと「窃盗」になってしまう可能性があります。

とはいえ、2,3個のロストボールを持ち帰る分にはお咎めなしとするコースが大半ですし、あったとしても注意を受ける程度で済むことがほとんどです。

ただし、あまりにも大量のロストボールを持ち帰ることはやめておきましょう。

ロストボールは中古品として売却することができてしまいます。

あまりに大量のボールを拾っていると、「あの人はロストボールを売るつもりで拾っているのでは?」と疑われてしまう可能性があります。

「マナー」というよりも「モラル」を疑われる行為ですので、過度な持ち帰りはやめておきましょう。

コース内のキノコや梅を勝手に採取

自然豊かなゴルフコースには、キノコが生えていたり梅がなっていたりします。

しかし、コース内のものを勝手に採取するのはおすすめしません。

ロストボールと同じく、コース内に生えているものはコースの所有物ですので、勝手に採取・持ち帰りをおこなうと犯罪になってしまう可能性があります。

また、ゴルフ場のコースは植物栽培目的で造られていません。

コース保護のために薬剤を散布していますし、毒のあるキノコが生えていることも多いので危険です。

どうしても採取したい場合は、あらかじめコースに許可を取っておくようにしましょう。

プレー以外にも気をつけるべきマナーがある

ゴルファーが知らずにやってしまっている迷惑行為を紹介しました。

「良かれと思ってやったのに…」「こんなことがNGなの?」と感じた方もいるかもしれません。

ただ、マナーやエチケットに厳しいゴルフだからこそ、プレー以外のことまで気を配れるゴルファーを目指したいですよね。

コースによっては問題ない場合もあるので一概には言えませんが、マナーを守りモラルある行動をとれるゴルファーはとても素敵だと思います。

紹介した迷惑行為に気をつけて、良いゴルフライフを送ってください。