スライスしにくい曲がらないゴルフボールを紹介

近年のゴルフボールは高性能なものが多く、飛距離やスピン性能を求めて新モデルを試したくなりますよね。

ゴルフボールの中でもスライサーの方におすすめしたいのが、直進性が高く「曲がらない」と言われるモデル。

実は、私は最近ややハードスペックなドライバーに変えたところ、大スライスを連発して右のOBが出るようになってしまいました。

そこで、なんとかボールの性能に助けてもらってスライスを軽減できないかと思い、各メーカーのボールを何種類か試すことに。

今回は、そんな筆者が実際に打ってみて、特に曲がりにくいと感じたゴルフボールを紹介したいと思います。

スライスに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

実際に打ってみて「曲がりにくい」と感じたゴルフボール

今回試した中で、特に曲がりにくいと感じたボールは次の3モデルです。

  • 【ブリヂストン】SUPER STRAIGHT
  • 【本間ゴルフ】D1
  • 【キャロウェイ】CHROME SOFT X LS

BRIDGESTONE(ブリヂストン) SUPER STRAIGHT

モデル名BRIDGESTONE SUPER STRAIGHT
タイプディスタンス系
打感かなり柔らかい
1ダース価格(Amazon調べ) ※2024/11/30現在3,960円(税込)

数種類のボールを試した結果、最後まで無くさずにラウンドできたのが、ブリヂストンの「SUPER STRAIGHT」。

スーパーストレートというネーミングなだけに、本当に曲がりにくい。曲がってもOBラインを超えることはほぼなく、ギリギリラフで耐えてくれることが多かったのがこのモデルです。

さらに、ドライバーの飛距離が普段より10ヤードほど伸びました。アイアンも1番手分ほど飛ぶことが多かったため、飛距離性能にも優れています。

打感はかなり柔らかく感じたので好みが分かれるところですが、直進性と飛距離性能は抜群です。

本間ゴルフ D1

モデル名本間ゴルフ D1
タイプディスタンス系
打感やや硬め
1ダース価格(Amazon調べ) ※2024/11/30現在1,972円(税込)

圧倒的な安さでアベレージゴルファーの強い味方である本間ゴルフ「D1」。

コスパの面で注目されがちですが、実は飛距離性能と直進性にも優れたモデルです。

ディスタンス系ボールに採用されることの多いアイオノマー素材は、ボールが変形しづらいという特性があり、スライスになりやすいサイドスピンを抑制してくれます。

また、高い反発力でボールを弾くような感触があるため、飛距離も伸びやすいと感じました。

その反面、グリーン上でのスピンはかかりにくい印象です。

スピンではなく弾道の高さでボールを止めるのに向いています。

CALLAWAY(キャロウェイ) CHROME SOFT X LS

モデル名CALLAWAY CHROME SOFT X LS
タイプ第3系
打感やや硬め
1ダース価格(Amazon調べ) ※2024/11/30現在6,980円(税込)

今回紹介する中で最も高価なボールが、キャロウェイ「CHROME SOFT X LS」です。

モデル名に付いている「LS(ロースピン)」の文字通り、ドライビングショットでのバックスピンとサイドスピンを抑えることが可能。これにより、「飛んで曲がらない」という最強のドライバーショットを打ちやすくなっています。

筆者は同じラインナップのスタンダードモデルである「クロムソフト」を愛用していましたが、左右への曲がりが大きかったことが悩みでした。

スピン量を抑えた本モデルを使用したところ、方向性が安定し、ドライバーでの吹き上がりもなくなったため、飛距離も伸びたように感じます。


ただし、低スピンによるドロップの可能性があるため、ある程度ヘッドスピードのある人向け。HS42m/s以上の方でまっすぐ飛ばしたいという方は試してみてください。

曲がりにくいボールのデメリット

直進性の高いボールは良いことづくめのように感じますが、シチュエーションによっては扱いづらい部分もあります。

ここでは、曲がりにくいボールのデメリットを紹介します。

グリーンで止まりにくい

曲がりにくいボールはスピン量を抑えるため、グリーン上でボールが止まりにくい特性があります。

主にディスタンス系に分類されるモデルは、スピンが入りにくいものが多いです。

そのため、高い弾道でグリーンオンを狙い、高さでボールを止める打ち方が向いています。

先ほど紹介した「CALLAWAY CHROME SOFT X LS」のように、中には曲がりにくい上にアプローチでスピンがかかりやすいモデルもありが、こういった高性能ボールは価格が高いことがほとんど。コストの面でネックとなるかもしれません。

弾道を打ち分けにくい

直進性の高いボールは、フェードやドローなどの弾道を打ち分けるにはあまり向いていません。

サイドスピンがかかりにくため、打ち方によって球筋をコントロールしたい上級者の方は、スピン系のツアーボールのほうがおすすめです。

飛びすぎることがある

ディスタンス系のボールは曲がりにくいことに加え、飛距離が伸びやすい傾向です。

一見良いことのように思えますが、飛びすぎてグリーン奥のOBまで行ってしまうリスクがあります。

実際、筆者も普段の感覚でショートアイアンを打ったところ、グリーンをオーバーする場面が何度かありました。

意図せず飛んでしまうのは、かえってスコアを崩す原因となるかもしれません。

曲がりにくいゴルフボールがおすすめな人

曲がりにくいゴルフボールは、次のようなタイプの方におすすめです。

  • ドライバーでスライスする人
  • 弾道が高く上がりすぎる人
  • ボールにこだわりたいけど価格も抑えたい人

アマチュアゴルファーの7割以上が、ドライバーのスライスに悩んでいると言われているため、ティーショットで曲げたくない人には最もおすすめです。

さらに、曲がりにくい特性を持つモデルはスピン量が少ない傾向にあるため、ボールが吹け上がりにくくなります。

弾道が高く上がって飛距離が落ちてしまう人にも向いているでしょう。

また、ディスタンス系のボールは、スピン系モデルに比べて比較的安いものが多いです。

「まっすぐ飛ばしたいけど、できるだけ安いものがいい」という方は、今回紹介したモデルを試してみてください。