【初心者ゴルファー必見】ゴルフ場でやってしまいがちなNG行為10選
ゴルフクラブやウェアをそろえたら、実際のコースに出てプレーしたい気持ちが出てきますよね。
大自然の中で思い切りクラブを振れるのはとても気持ちが良いものですが、コースでのプレーにはやってはいけないNG行為というものがあります。
この記事では「初心者ゴルファーがやってしまいがちなゴルフ場でのNG行為」を、多くのゴルファーを実際に見てきたゴルフ場勤務歴13年の筆者が紹介していきます。
初めてゴルフ場に行くというビギナーの人はぜひ参考にしてください。
1.そもそもコースでプレーできるレベルに達していない
クラブを初めて握るような本当の初心者の方は、コースデビューする前に少し練習が必要です。
まともにボールを打てない状態でコースデビューをするとプレー遅延につながり、同伴者や周りのプレーヤー・ゴルフ場にも迷惑がかかってしまいます。
何よりプレーする本人がとても辛い思いをするはずです。
コースデビューは、プレーできる最低限のスキルを身につけてからにしましょう。
具体的にどのようなレベルを言うのかというと、
・クラブをボールに当てて前に進めることができるレベル
・ゴルフの基本的なルールを簡単にでも理解している
最低でもこれらのことができるようになってからコースデビューするようにしましょう。
2.スタート時間に遅れる(ギリギリ到着もNG)
ゴルフはあらかじめスタートする時間を予約してプレーをします。
スタート時間は必ず守るようにしましょう。
時間に遅れてしまうと、同伴者だけでなく後続の組全員に迷惑がかかってしまいます。
また、ゴルフ場によってはスタート直前までにプレーヤーがそろわない場合、その組を後回しにされてしまうこともあります。
「ギリギリ10分前に着いた!」と思っても、すでに時間を遅らされてしまっていることも多いです。
渋滞や電車の遅れなども考慮して、できればスタート時間の1時間前までに、最低でも30分前までにゴルフ場に到着できるよう心がけましょう。
3.プレーが遅い
プレーが遅い場合も、同伴者・後続組・ゴルフ場に迷惑がかかります。
車の渋滞と同じで、どこか1組でもプレーが遅くなればその後ろの組すべてに遅れが生じます。
ハーフ(9ホール)で2時間15分以内を目指しましょう。
・ボールを打ったら次の地点まで走る
・次に使いそうなクラブを2、3本持っておく
・5分探しても見つからないボールは諦める
まずはこれらのことを意識してみるのがコツです。
4.前の組に打ち込んでしまう
ゴルフで最も怖いのが「打球事故」です。
多いのが、前の組がまだボールの届く位置にいるのにショットしてしまう「打ち込み」。
硬いゴルフボールを硬いクラブで打つわけですから、人間に当たってしまったらひとたまりもありません。
「自分はあそこまで届かないから」と思っても、そんな時に限ってナイスショットが出てしまうものです。
前の組が確実に安全な位置に行くまでは決して打たないよう注意してください。
5.ショットする人の前に出る
これから打とうとしている人の前に出るのは非常に危険です。
ボールは右へ行ったり左へ行ったりすることがありますので、常に打つ人よりも後方にいるようにしてください。
自分のボール探しや次のショットの準備に夢中になると、意識せずに前に出てしまっている場合があります。
至近距離で打球が顔に当たり、歯が折れてしまった人を見かけたことがありますが、当てられた人も当ててしまった人もどちらも悲惨な状態になります。
コース内では周りの状況をよく見るなど常に注意が必要です。
6.危険球が出た際に「フォアー」をかけない
打球事故の危険性を先に述べましたが、危険と思われるショットが出てしまった際は迷わず「フォアー」の掛け声をかけるようにしてください。
これは打球が飛んだ方向にいる人へ、危険を知らせるための大事な掛け声です。
慣れないうちは恥ずかしくてなかなか声を出せないかもしれませんが、万が一、人に当たってしまったら取り返しがつきません。
人の命に関わることですので、初心者ゴルファーでも必ず「フォアー」はかけるようにしましょう。
7.同伴者がアドレスに入ってもおしゃべりしている
ゴルフはメンタル状態によって大きく左右されるスポーツです。
他のプレーヤーが打とうとしている時に話し声や大きな音が聞こえると、集中できずにプレーに影響が出てしまいます。
周りの人がアドレス(クラブを構えて打とうとしている時)に入ったら、おしゃべりは中断し、物音を立てないように配慮しましょう。
8.所定場所以外での喫煙
以前はプレー中に喫煙する姿が多く見られましたが、最近は喫煙マナーの改善が進み、所定の場所以外での喫煙を禁止するゴルフ場が増えています。
ティーグラウンドやカート内での喫煙をマナー違反とするコースもありますので、喫煙者は注意が必要です。
また、ゴルフ場は木々に囲まれた施設ですので、タバコの火が原因で火事になる恐れがあります。
灰皿の無い場所での喫煙は控えましょう。
9.コースを大事にしない
ゴルフマナーの1つに、コースの保護があります。
プレーさせてもらえるコースは大事にしましょう。
・ディボットを埋める
・バンカーを均す
・目土をおこなう
スコアが良いだけの人よりも、上記のことができる人の方が良いゴルファーだと思えます。
次に来た時も気持ちよくプレーできるよう、1人1人のゴルファーが良いコース状態を維持する意識が大切ですよ。
10.グリーン上で走る
プレーファーストを心がけることは大切ですが、グリーン上だけは走らないよう注意してください。
パット(パターショット)をおこなうグリーン上は、少しの傷などでボールの軌道が変わってしまうとても繊細な場所です。
また、傷ついた芝の回復には大変なメンテナンスが必要になります。
スパイク跡や傷をつけないよう、急ぐときは早歩きを心がけましょう。
まとめ
ゴルフ場でのNG行為を紹介しました。
中には意図せずやってしまいがちなものもあります。
ポイントは、周りのプレーヤーや同伴者が気持ちよくプレーできるように配慮する気持ちを持つことです。
特にゴルフ経験の少ない人は自分が当てはまっていないか参考にしてみてください。